The society for promoting the international exchange of music loving children.


音楽を愛する世界のスズキの子どもたちの交流を促進して27年

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2013年「すみれの会」〜公演に際して、聴衆の皆様にお伝えしたこと

130810-1.jpg2013年8月9日~19日、スズキ・メソードの外郭団体である「すみれの会」(代表・村上豊先生)が、全国から応募のあった30名と現地参加の5名、そして引率スタッフ5名で、30回目となるヨーロッパ演奏旅行(フランス・ドイツ演奏旅行)を行ないました。パリのマドレーヌ寺院での演奏会には、1,000名もの聴衆を前にしての演奏となりました。 「私たちは、日本から来たスズキの子どもたちです。2011年3月、大きな地震があり、津波と放射能で多くの犠牲者が出ました。その時、フランス、ドイツを始め、世界の人々が救助に駆けつけ、支援と励ましをくださいました。そのことを深く感謝し、忘れません。ありがとうございました。
 鈴木鎮一は、幼児が母語を覚えるように、シンプルにナチュラルに楽器を習得し、奏でることを発見しました。それがスズキ・メソードです。二度と戦争をしないために、次世代の子どもたちに音楽を通しての人づくりをコンセプトに、1946年に始まりました。ベビーを授かった時から目に見えない神、心、音を感じ、澄んだ魂を育てる生命の教育です。キラキラ星からレッスンが始まり、言語を学ぶように教則本の曲を耳から習得し、一流の演奏を毎日聴くことで、その人の音やセンスを学ぶのです。学んだ曲は、毎日繰り返し練習し、すべての曲を覚えているので、2013年3月の世界大会では、36の国と地域の人が集まりましたが、リハーサルもなく、皆で音楽を楽しめました。それでは、スズキ・メソードで育った子どもたちが心を込めて演奏します」

23年間の活動を振り返って〜創設者の村上豊先生に聞く

バイロイト写真.jpg2011年7月23日のバイロイト日独交流演奏会を終え、バイロイト祝祭歌劇場の 前で記念撮影をしました。スズキ・メソード一期生の眞峯紀 一郎さんをはじめ、参加指導者の佐々木勳先生、飯室悠紀子 先生、松井恭代先生、ピカリ直美先生、奈良龍二先生、梅村 和子先生の姿があります。ゴールドコーストから指揮者B・ ダビッドソン氏も6 名の弦楽生徒とともに参加されました 【すみれの会】の最初の頃は、緊張した子どもたちの演奏が欧州の環境に溶け込むようになるまでには、大変な苦労が伴いました。帰国して鈴木鎮一先生に報告しますと「私も孤軍奮闘でしたが、長くやっていれば道が見えてきます」と言われたものです。以来、月日が過ぎ、さすがに相手国からの信頼度も増し、「ムラカミがいるから大丈夫」というお墨付きまで、いただけるようになりました。
 ①教会での演奏
 ②音楽祭への参加
 ③現地との交流
 ④ホームステイ
を4本柱に据えましたが、単なる演奏旅行ではありません。音楽の力を借りて、どうやって日々の心を養うか、人間として高めるか、鈴木先生の教えを伝える絶好の場です。
 音楽技術の向上も大切ですが、私は、いろいろなことに遭遇する場面で、子どもたちがどう判断するか、何を得るか、『生きるためのセンス=感性』を磨くチャンスになればと思ってきました。
 泣いたり笑ったりの苦節23年、ここまで続けて来られたのは、今回の2011年7月21日〜29日に行なわれたドイツ演奏旅行のように、指導者の皆さんが素晴らしい成果を上げようと粉骨砕身してくださったおかげです。さらにはベルリン在住の眞峯紀一郎先生を含め、鈴木鎮一先生の「世界は一つ」というスズキ・ファミリーの精神が根底にあるからです。
 ゆくゆくは、次世代に【すみれの会】が継承されることを切に願っています。

村上豊先生のプロフィール